人にはそれぞれ性格があり、穏やかな人、感情的になりやすい人、外交的な人、内向的な人など、様々なタイプに分かれます。
そんな中で、感情的になってしまう人(特に怒りやすかったり、イライラしてしまう)で、自分自身でも困っている人は多いと思います。
そんな感情的になってしまう人の対処法についてです。
感情とは?
まずはじめに『感情』とはどんなものでしょうか?
◆感情
物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。「感情をむきだしにする」「感情に訴える」「感情を抑える」「国民感情を刺激する」
引用:小学館
よく『喜怒哀楽』などとも表現されますが、外界の刺激によって引き起こされる気持ちのことを示します。
嬉しい感情、楽しい感情、悲しい感情、怒りの感情、寂しい感情、虚しい感情
などなど、これ以外にも様々な感情があるかと思います。
感情的になりやすい場合の対処法
怒りの感情は時として人間関係を壊してしまったり、感情的になった後に後悔をしてしまうことが多くあります。
そんな感情的になりやすい場合の対処法として、『感情を言葉にしてみる』ということをおすすめします。
何かに対して怒りの感情が出た時に、その感情をすぐに表現するのではなく
『今自分は何に対して怒っているのだろうか?』
と質問をしてみます。
例えば、待ち合わせの時間に遅れてきた人に対して怒りの感情が出た場合
何も考えずに感情的になってしまうと、
遅刻をした⇒怒り
の感情表現にのみになってしまいます。
しかし、質問をしてみると様々な理由が出てくる可能性があります。
◆待ち合わせの時間に遅れてきた人に対してなぜ怒っているのだろうか?
・せっかく立てた予定が変わってしまう
・1人が遅れたことで周りの人にも迷惑をかけてしまう
・自分の存在を軽視されている
などこれ以外にも様々な理由が出てきます。
そしてそこから更に深堀りをしていくとより具体的な感情の理由がわかる様になります。
・なぜ予定が変わることに対して怒りの感情があるのか?
・なぜ周りに迷惑をかけたことで怒りの感情があるのか?
・なぜ自分を軽視されたと感じたことで怒りの感情があるのか?
といった感じでどんどん深堀りをしていきます。
日頃から感情的になってしまう人の場合、相手が遅刻をしてきた時点ですぐに感情を表現してしまうこともあるかもしれません。
それはすぐに表現してしまうことが今までの習慣のため、すぐに改善することは難しいので、後々振り返ってみて自分に質問をしてみることから始めてみてもいいかもしれません。
言葉の数を増やす
自分に質問をする練習をしている時に、慣れないうちはなかなか答えが出てこないことがあります。
その場合、言葉の数が少ないことによって感情のみで表現をしてしまいやすくなる場合もあります。
分かりやすいのが子供です。
子供のうちは言葉の数が少ないため、外界の刺激に対して、感情のみで反応をしてしまうことが多くあります。
嫌なことがあれば泣いたり怒ったりすることで表現をしています。
しかし成長をしていく過程で言葉の数も増えていき、感情のみでの反射的な表現だけでなく、言葉にしていくことができるようになっていきます。
言葉の数が増えることで、自分に沸き起こってきた感情に対して言葉での表現ができるようになっていくのです。
感情を表現することも大切
ここまで感情的になりやすい場合の対処法についてお伝えをしてきましたが、時には自分の感情に正直に表現をすることも大切です。
全てが全て、頭で考えて言語にすることが大切なわけではなく、自分が感じた感情を素直に出していくことも必要です。
0か100、YESかNOなどの極端な考え方ではなく、バランスよく自分への質問を取り入れてみてください。