多様性と画一性のメリットとデメリットは?

前回、多様性と画一性とはどのような違いがあるのかについて紹介をしました。

そして今回は多様性と画一性にある、それぞれのメリットとデメリットについてまとめました。

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多様性と画一性のメリットとデメリットは?

前回紹介をさせて頂きました、多様性と画一性。

意味だけを知ると、多様性の方が良いように感じる部分が多くあります。

しかし、必ずしも多様性がメリットだけという訳ではありません。

また逆に画一性もデメリットだけではないのです。

ではそれぞれのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。

多様性のメリット

多様性には性格であったり、強み弱みがそれぞれ違う個性を尊重する部分があります。

その為、メリットとして挙がってくるのは

・柔軟性

・個人が活きる

・他での応用がきく

・アイディアがでてくる

・リカバリーがきく

・複雑に対応できる

・考える

などなど、その他にもメリットが多くあります。

多様性のデメリット

しかしデメリットもあります。

・時間がかかる

・すぐに効果がでない

・誤解や対立が生まれやすい

・指導が難しい

などです。

画一性のメリット

続いて画一性のメリットを見ていきます。

・指導がしやすい

・効果が早く出る

・団結力、統一

・シンプル

・未熟でも効果が出やすい

などです。

画一性のデメリット

最後に画一性のデメリットです。

・考えない

・変化に対応できない

・スポーツの場合選手生命が短い

・指導者を超えられない

などが出てきます。

多様性と画一性はどっちがいい?

多様性のメリットとデメリット。

画一性のメリットとデメリットについてまとめました。

近年では教育の現場での考えさせる指導が多く取り入れらるようになってきて、多様性の重要性もでてきました。

しかし、全てが全て多様性が成り立つわけでもありません。

例えば、高校などの3年間という(実際には2年半)短い時間の中でいかに成果を上げていくかといった観点が考えた場合、バランスが大切になります。

画一性がある程度必要な時期もありますが、画一性ばかりの指導をしてしまえば、選手が考えることが少なくなり、言われたことを忠実にやるだけの選手になってしまいます。

スポーツを通じで卒業後のことや人間的な成長も考えると、やはり多様性も大切になってきます。

かといって最初から多様性だけを導入することで、成果がでるまでに多くの時間が必要となってしまい、3年間のゴールを達成できなるなる可能性もあります。

またそれぞれの目的によっても変わってくるかと思います。

どの時期が画一性で、どの時期が多様性が良いかという明確な決まりはありませんが、指導をする側は、その時期に見極める能力。

また多様性と画一性のバランスを見ていくことも必要となります。

多様性と画一性のまとめ

高校の部活を例にしました、組織で上司と部下の関係もまた同様のことが言えるのではないでしょうか。

多様性と画一性のそれぞれのメリットとデメリットを理解して、バランスを見てみるのもいいかと思います。