長所と短所、強みと弱みの違いは?それを生かす(活かす)には意味を理解することから

よく『長所』『短所』『強み』『弱み』とう言葉が使われますが、その違いはなんでしょうか?

何気なく使用していると、同じような感覚がしてしまいますが、正確には違った言葉となります。

そこで今回は『長所と短所』『強みと弱み』の違いについて説明をしていきます。

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『長所』『短所』とは?

就職活動の面接などでもよく『長所と短所』『強みと弱み』について面接官から聞かれることがあります。

そこで、それぞれの意味について見ていきましょう。

 

長所・・・性質や性能などで、すぐれているところ。

短所・・・劣っているところ。欠点。また特に、人の性質などのよくない面。

 

となります。

ここで重要なのが、長所も短所も『性質』という言葉が使われていることです。

なので性格的な部分であったり、その人の特徴であったりする部分になります。

ちなみに『性質』を辞書で調べると、

性質

①もって生まれた気質。ひととなり。たち。「温厚な性質」

②その事物に本来そなわっている特徴。「燃えやすい性質」「すぐに解決がつくという性質の問題ではない」

参考:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/121712/meaning/m0u/

といった意味になります。

元々その人にそなわっているものや持って生まれたものですので、性格的な部分も強く影響してきます。

もちろん、そういった性格的な部分も周りの環境や様々な経験や体験によって成長し変わる場合もあるので、必ずしも先天的なものだけではないと私は思います。

『強み』と『弱み』とは?

では強みと弱みについても見ていきましょう。

 

強み・・・強いこと。また、その程度。頼んで力とするに足る点。

弱み・・・弱いこと。また、その程度。弱いところ、劣っている点。弱点。また、他人に対して後ろめたいと思っているところ。

 

長所や短所と違い、対象として他人や周りがあります。

その為、周り次第で強みが弱みに変わってしまったり、普通になってしまったりと変化をしていきます。

『長所・短所』『強み・弱み』の違い

『長所・短所』『強み・弱み』の違いををまとめていきます。

『長所・短所』・・・周りに左右されず、性質的な部分が大きい

なので長所・短所はどんな環境であろうと大きく変わることはありません。

例えば『明るい』のが長所なのであれば、同じ職場に明るい人がいたとしても、特に本人の『明るい』という長所が変わることはありません。

よく就職面接なんかでも使われる『責任感がある』といった長所も同様で、どんな環境になったとしても責任感が強いという長所は変わらないことになります。

『強み・弱み』・・・環境で変わってくる

長所・短所とは反対に『強み・弱み』は環境によっても変わってきます。

特に企業の業種などでも変わります。

例えば『人間の身体の構造に詳しい』という強みがあったとした場合、スポーツ関係や医療関係の仕事の場合、強みになる可能性があります。

しかし、その現場に自分よりも『人間の身体の構造に詳しい』人がたくさんいる場合は、反対に弱みにもなります。

また『人間の身体の構造に詳しい』といったものが自分の強みだと思っていても、会計の仕事の現場では、その知識は強みにはならなく、むしろ必要なく、会計知識があるほうが強みになるのです。

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スポーツの現場でも同じことが言える

スポーツの現場でも同じことが言えると思います。

例えば長距離のマラソン選手のチームの場合、長距離を走れるための持久力や心肺機能は強みになりますが、パンチを強く打てる力は強みにはならなく、必要ありません。

またスポーツでは同じ競技でもポジションによって強みや弱みが変ってくる場合もあります。

『長所・短所』『強み・弱み』まとめ

『長所・短所』『強み・弱み』について説明をしてきました。

自分の『長所・短所』を理解しておくことは、どんな場面でもとても大切です。

また『強み・弱み』はその環境によって変わりますので、まずはその環境がどんな環境なのか、どんな人達がいるのか、そんなスキルが必要なのかを知ることで『強み』『弱み』が見えてくるのではないでしょうか。

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