アカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)という言葉をご存知でしょうか?
スポーツチームでも、会社などの組織でも、また学校や何かの集団でもアカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)によって大きくチームの雰囲気や成果が変ってきます。
今回はそんなアカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)についてまとめました。
目次
アカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)の意味は?
アカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)という言葉を初めて聞いたという人も多いと思います。
そこでまずはそれぞれの意味から説明をしていきます。
アカウンタブル:accountable
義務・責任。
一般的にはアカウンタビリティ:accountabilityと使われ、
社会の了解や合意を得るために業務や研究活動の内容について対外的に説明する責任のこと。行政機関や企業が保持すべき倫理とされる。説明責任。などの意味があります。
ヴィクティム(ビクティム):victim
犠牲ぎせい。犠牲者。いけにえ。
アカウンタブルで記載のあるように、一般的にはアカウンタビリティと使われることが多いのですが、ここではチームや組織の観点でのアカウンタブル(責任)の意味で使用をしていきます。
スポーツチームや組織でのアカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)とは?
ではスポーツチームや組織でアカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)を当てはめるとどうなるのでしょうか?
アカウンタブルな人とは、スポーツチームや組織の中で責任をもって取り組んで、主体的に行動する人物になります。
逆にヴィクティム(ビクティム)な人とは、犠牲者(被害者)意識が強く、どちらかというとやらされている人になります。
ヴィクティム(ビクティム)な人は、スポーツチームや組織の中で、何かあるとすぐにチームや会社のせいにして批判をしたり、会社が何もしてくれないと愚痴をこぼす人のことです。
反対にアカウンタブルな人は、スポーツチームや組織の中でも主体者ですので、何か変化があった時にも、より良くするためにはどうしたらいいかと考え行動したり、責任をもって行動します。
スポーツチームや組織の中で考えた際、アカウンタブルな人が多い集団の方が雰囲気も良く、当然結果も変わってくるのではないでしょうか?
では、アカウンタブルな人を増やすためにはどうすればいいのでしょうか?
人がヴィクティム(ビクティム)になってしまう時
ヴィクティム(ビクティム)になってしまう人は、元々の性格や今まで過ごしてきた環境、周りの環境によっても影響をされることがありますが、属する場所によっても変化する場合もあります。
同じ人でも、Aのチームにいるときはヴィクティム(ビクティム)でも、Bのチームにいるときはアカウンタブルなんてこともあるのです。
また、同じスポーツチームや組織にいても、昔はアカウンタブルだったのに、あるきっかけでヴィクティム(ビクティム)になってしまったなんてこともあります。
その逆も当然あります。
では、人はどんな時にヴィクティム(ビクティム)になってしまうのでしょうか?
人によって様々ですが、いくつか例を挙げさせていただきます。
・頑張っても結果が出ない
・体調不良
・イライラ
・忙しい
・目的が違う
・承認されない(認めてもらえない)
・否定された
・怒られた
・時間を奪われた
・ルールが守られていない
などなど、様々な要因があります。
もちろんこれはほんの一部で、まだまだあると思います。
大きなものもありますが、どちらかというと細かい積み重ねや、ちょっとしたきっかけで人はヴィクティム(ビクティム)こともあるのです。
アカウンタブルになるには?アカウンタブルなチームとは?
では反対のアカウンタブルになるにはどうすればいいのでしょうか?
それは、ヴィクティム(ビクティム)の反対を感じればアカウンタブルになりやすくなるのです。
・結果が出る(結果が見える)
・健康、元気
・楽しい
・余裕がある
・目的が明確
・承認される、認めてもらえる
・肯定
・褒められる
・時間を尊重している
・ルールが明確で守られている
これもほんの一例ですが、こんなことをスポーツチームや組織の中で日々感じれたらどうでしょうか?
アカウンタブルなスポーツチームや組織は、みんなが楽しく活動的で雰囲気も良く、そして成果も出やすくなります。
そんなチームに所属をしているだけで楽しくなり、活き活きとしてきますよね。
アカウンタブルとヴィクティム(ビクティム)まとめ
もちろん人には感情もあり、日々の生活にも様々ことがあるので、ずっとアカウンタブルな状態が続くとは限りません。
時にはヴィクティム(ビクティム)になってしまう日もあったりしてもいいのではないでしょうか?
だからこそ、チームとしての関係性が大切になるのです。
心からつながる関係性のあるチームは、こういったちょっとした個々の変動にも対応でき、成果を上げていける力があるのです。