言葉にはとても強いパワーがあります。
生活を送っている中で、
~すべき
~であるべき
といった言葉や思いが無意識のうちの強くなってしまうと、だんだんとストレスも多くなっていきます。
そんな『~べき』をやめることで、視点を変えることもできます。
『~べき』が無意識のうちに自分を縛ってしまう
生活をしている中で、『~べき』という言葉を使うことは多くあるかもしれません。
男はこうあるべき
女はこうあるべき
社会人はこうあるべき
上司はこうあるべき
親はこうするべき
今はこれをするべきこと
などの『~べき』という言葉にはどちらかというと、やらなくてはいけないからといった意味合いが強くあります。
もちろん『~べき』という絶対に言葉が悪いという訳ではなく、立場であったり、状況によっては必要な場合もあります。
しかし『~べき』になにも疑問も持たずに当たり前と思っていると、もしかしたら視点が狭くなってしまう可能性もあるのです。
親はどうあるべき?
よくあるのは、親はこうあるべきといったものです。
親はこうあるべきといった思考は実は自分が育てられた環境であったり、今いる環境の影響がかなり強くあります。
その為、環境が違えば全く変わってくる可能性もあるのです。
海外に行くとわかりやすいのですが、全然親としての考え方が違っていることも当たり前にあります。
その為、今まで考えていた『親はこうあるべき』という考え方は必ずしも全てが正解ではなく、また正解というものはないのかもしれません。
いつしか自分の中で勝手に『親はこうあるべき』と縛っている可能性が高いのです。
『~べき』は他人も縛ってしまう
また『~べき』が強い人は、他人に対してもストレスが溜まりやすい傾向にあります。
自分の中の『~べき』が他の人が違っていた場合に、
~すべきなのになぜやらないの?
普通こうするべきでしょ!
などと自分の常識を他人にも重ねてしまい、自分の思い通りにいかないとストレスが溜まるのです。
ではなぜストレスが溜まるのでしょうか?
そこで考えられるのは、『~べき』という考えに実は自分自身も無理をしている可能性があります。
自分も無理をしてやっているのに、なぜあの人はやらないの?
といった自分だけ損をしていると考えてしまうのです。
これは反対に『~べき』に縛られていない人が心のどこかで羨ましいと感じているのかもしれません。
『~べき』のストレスをなくすには
もし今現在、他人に対してストレスを感じることが多いという人は、まずは他人を変えようとするのではなく、自分の中の『~べき』に気づいてみてください。
もしかしたら、自分も実はやりたくはないければと『~べき』に捉われて無理してやっていることが多くあるかもしれません。
その結果、視点が狭くなっている可能性があります。
自分自身に無理をしないで生きていくことで、自然と他人は気にならなくなってきます。
もちろん、決められたルールや、周りとの関係はありますので迷惑をかけてまで自分の考えだけを押し通すことはオススメしませんが、自分の中の『~べき』で変えられるところは変えてみましょう。