効果的な目標設定方法とは?②個性を考える

効果的な目標設定をする際に大切のことのひとつとして『SMART』について以前まとめました。

関連記事:SMARTを意識した効果的な目標設定とは?

そして目標設定をする際には個性を考慮した上で目標を設定していくと、更に効果的になっていきます。

では個性を考慮した目標設定とはどのようなものなのでしょうか?

今回は個性を考慮した目標設定についてまとめていきます。

個性を考慮した目標設定とは?

個性とは様々な捉え方がありますが、ここでは

・コミュニケーションスタイル

・優位感覚

・強み弱み

について注目をしていきたいと思います。

上記のそれぞれを考慮することで、個人個人に合った目標設定をすることができます。

反対に、個性を全く無視して目標設定をした場合はどうなるでしょうか?

なんとなく想像がつくとは思いますが、個性を無視した目標設定は『無理な目標設定』になりがちです。

そうなってしまうと、目標を達成できる可能性も著しく下がり、結果としてゴール達成の可能性も低くなってしまうのです。

関連記事:目標とゴールの違いとは?

そうならないためにも、

・コミュニケーションスタイル

・優位感覚

・強み弱み

を考慮していくことが大切になります。

それではそれぞれについて詳しく説明をしていきます。

個性を考慮した目標設定:コミュニケーションスタイル

まずはコミュニケーションスタイルになります。

コミュニケーションスタイルとは、大きく分けると4つのタイプがあるとされています。

・直進型(コントローラー)

・促進型(プロモーター)

・援助型(サポーター)

・分析型(アナライザー)

の4つのタイプがあります。

この4つのタイプはそれぞれコミュニケーションのスタイルが違いまして、またモチベーションが上がるポイントも変わってきます。

それぞれのタイプの詳しい内容は以前記事にて書かせていただきました。

関連記事:個性を生かす・伸ばす!コミュニケーションスタイルとは?

結果に対してモチベーションの上がるタイプをいれば、過程に対してモチベーションが上がるタイプのいる。

また人のサポートをすることが得意な人もいれば、盛り上げることが得意な人もいます。

それぞれのコミュニケーションスタイルや性格を考慮することで、ゴールが同じでも、目標は変化してくるはずなのです。

例えばコミュニケーションスタイルが違う人が設定した目標は何かしっくりこなかったり、やる気にならなかったりする場合があります。

それを避けるためにも、個々の特性を理解して、個々に合った目標設定が大切になります。

関連記事:個性を生かす・伸ばす!コミュニケーションスタイルとは?

個性を考慮した目標設定:優位感覚

優位感覚も以前、記事にて詳しく書かせて頂きました。

関連記事:個性を生かす・伸ばす!優位感覚とは?

人にはそれぞれ優位感覚があり、

・聴覚系

・言語感覚系

・触覚系

・視覚系

があります。

何かを覚える時や、イメージをする時にそれぞれやりやすい方法があるということです。

目標設定自体もそうですし、その目標を継続的に確認して意識できる環境を創る時にも、4つの優位感覚を上手く刺激してあげることで、変わってきます。

関連記事:個性を生かす・伸ばす!優位感覚とは?

個性を考慮した目標設定:強み弱み

そして、個々の強みや弱みを考慮して目標を設定することも大切になります。

チームとして何かを成し遂げることがゴールである場合には、チームメンバーそれぞれの強みを考慮して、それぞれの強みが生かせるような目標設定にすると、それぞれの得意分野で活躍しやすくなります。

また、強みを生かすだけでなく、あえて弱みを考慮して目標設定をして、レベルアップをする方法もあります。

それはそれぞれの考えで、どれが正解というものはありませんが、どちらかというと強みを伸ばすような目標を先に設定したほうが効果が高い傾向にあります。

関連記事:長所と短所、強みと弱みの違いとは?

個性を考えた目標設定まとめ

個性を考慮した目標設定をまとめますと、

・コミュニケーションスタイル

・優位感覚

・強み弱み

それぞれの個々の特性を考えて目標を設定してくことが効果的となります。

個々の特性を考えていると時間も多くかかってしまい、ついつい全体の目標を設定してしまいがちです。

しかし、『SMART』『個性』を無視して目標を決めてしまうと、設定をするときは時間もかからずに楽に決めることができますが、カタチだけの目標になってしまうことが多くあります。

※時間をかけることが正しいという訳ではありません。

関連記事:SMARTを意識した効果的な目標設定とは?

カタチだけの目標は、ただあるだけの目標で本来の目標の効果は少なくなってしまいます。

そうならないためにも、『SMART』『個性』を考えて目標設定をしてみてはいかがでしょうか?