
スポーツの現場でも、そして企業などでも
「チーム」
「グループ」
といった言葉が使われることが多いと思います。
ではチームとグループの違いとは何なのでしょうか?
最近では「チームビルディング」などの研修が取り入れている企業もあったりとチームとして力を発揮したいと考えている人は多いはず。
そこでチームとグループの違いについてまとめていきます。
目次
辞書に載っている「チーム」と「グループ」とは?
チーム
ある目的のために協力して行動するグループ。組。スポーツや共同作業についていわれる。
① 共同で仕事をする人々の集まり。団。
② 競技で対戦する、それぞれの組。
グループ
① 仲間。集団。「グループ旅行」
② 共通の性質で分類した、人や物の一団。群。
③ 同系列に属する組織。「企業グループ」
チームとグループの違いとは?
もう少し具体的にまとめていきます。
まず先にグループについてです。
グループとは?
共通の性質で分類したものがグループとなります。
例えば学校のクラスの中でグループ分けを例に考えると
・血液型(A型・B型・O型・AB型)
・性別(男性・女性)
・出身地
などなど、様々な分類でグループ分けすることができます。
チームとは?
チームとはある目的のために協力して行動するグループになりますので、必ず目的があります。
スポーツで言えば、なぜそのチームに所属をしているのかが目的になったり、企業でも何かのプロジェクトが存在している意味などが目的になります。
その目的を達成するために集まったグループがチームとなります。
またチームの特徴としては他にもあります。
・役割分担がある
・責任がある
といったことです。
全てのチームにあるとは限りませんし、様々なチームのカタチがありますが、一般的にはチームの中でそれぞれの役割分担があります。
一番わかりやすい例としてはスポーツです。
チームの中でポジションがあり、そのポジションの責任もあります。
またキャプテンや司令塔のような存在がいたりと、役割分担は様々です。
これがチームとグループの違いとなります。
チームの力を発揮するには?
スポーツの現場でも、企業でもチームの力がなかなか発揮できなく、悩んでいる人は多いと思います。
ではそんなチームはどのような取り組みをすればよいのでしょうか?
①目的を明確にし、共有する
先程のチームとグループの違いにもあったように、グループとの大きな違いは目的になります。
なんの為にやっているのか?
何を実現したいのか?
どうしたいのか?
その目的が明確でないと、チームは崩れてしまい、ただの集まりになってしまいます。
ではそもそも目的とは何なのか?
もくてきについては下記関連記事にまとめていますので、参考にしていただければと思います。
関連記事:目的とは?目的が明確だとゴール達成の確率が上がる?
②ゴールと目標の違いを知り、ゴール設定・目標設定をする
目的だけでなく、ゴールと目標を設定しましょう。
これが曖昧だと、チームメンバーも行き先が見えずに不安になったり、何をゴールに向かっていけばいいかわからずに、違った方向に行ってしまうこともあります。
また設定したゴールや目標も一度設定をして放置をしておくと、いつの間にか忘れてしまいます。
常に忘れないような仕組みも大切です。
③ビジョンを共有する
忘れてはいけないのはビジョンです。
ゴールを達成した時にどんな風景が見えているのか?
これが明確にイメージできているかどうかでもチームとしても力の発揮が全く変わってきます。
また、ビジョンがチームメンバー全員が全くバラバラの風景をイメージしていたらどうでしょうか?
おそらくどんどんと違った方向に行ってしまうのではないでしょうか?
④関係性がとにかく大切
そして何よりも大切なのが関係性です。
チームの中での関係性が悪いと、いくら目的やゴール、目標やビジョンを共有してもチームメンバーは心から行動をすることなく、やらされているだけのチームに変わってしまいます。
結果を出したければ関係性から見直すことが大切です。
関係の質が結果を質を変えるのです。
この関係性がないと、チームとしては表向きは成り立っていても本当の力を発揮することが大変になります。
チームとグループの違いのまとめ
チームとグループの違いについてまとめてきました。
スポーツでも企業でも、またその他の場所でも、現在あなたが所属をしているのは
チームですか?
グループですか?
何か明確なゴールや目的を達成したい集団なのであれば、チームとして成り立たなくてはいけません。
チームとグループの違いを知り、力が発揮できるチームへ!!