最近では『質問をすることは大切』『相手の話をきくことは大切』なとよく耳にすることが多くなってきました。
子育ての本などでも、子供に質問をすることの大切さがよく書いてあります。
またスポーツの指導員でも一緒で、スポーツの指導関係の教材にも『選手の話をききましょう』など書いてあります。
しかし、そんな質問も様々な種類があり、選択を誤ると逆効果になることもあるのです。
今回は、親と子、上司と部下、指導者と選手、友人同士など、様々な場面で活用できる質問についてまとめました。
目次
質問とは?
まずはじめに『質問』の言葉について理解をしていきましょう。
質問とは?
わからないことや知りたいことなどを問いただすこと。また、その問い。質疑。
参考:https://kotobank.jp/word/%E8%B3%AA%E5%95%8F-521760
一般的に質問と言われるものは、上記の通りわからないことや知りたいことを問いただすことを指します。
そして質問には種類があります。
質問の種類!オープンとクローズの質問
まず大きく分けると『オープンの質問』と『クローズの質問』に分けられます。
クローズの質問
最初にわかりやすいクローズの質問から説明をしますと、クローズの質問は基本的にどちらか選択をする質問になります。
はい or いいえ(YES or NO)
やる or やらない
行く or 行かない
食べる or 食べない
などなど、決断をするときなどにもよく使われます。
基本的には『はい』『いいえ』で返答できる質問になります。
オープン質問
ではオープン質問はどんなものがあるでしょうか?
有名なのは
いつ?
どこで?
だれが?
なに?
なぜ?
どのように?
と言われる5W1Hの質問になります。
よくビジネスの場などでも、相手の何かを伝えたい時には5W1Hを活用するとわかりやすいと言われています。
そしてオープン質問の中でも、『拡大質問』と『限定質問』あります。
拡大質問
拡大質問は考えを整理してもらう時に非常に有効な質問です。
なに?
なぜ?
どのように?
こんな質問をされると頭の中で、なぜだろう?どうすればいいだろう?などと考えることになります。
頭の中を整理して考えをまとめる時に、この考えるという行為がとても重要になるのです。
限定質問
そして限定質問の例を挙げますと
いつ?
どこで?
どっちに?
だれが?
だれに?
だれの?
どれを?
など、まだまだたくさんありますが、クローズ質問の『はい・いいえ』だけの答えではなく、それぞれに答えのある質問になります。
これも話をきいている時に、もう少し整理をさせたり、流れをつくりたい時などにもとても有効になります。
誰のための質問か?
そして質問をする時にとても重要なことは誰のための質問なのかということです。
For You:相手の為の質問・・・相手の考えを整理させる
For Me:自分の為の質問・・・自分が知りたいことをきく
これによって質問の質は変わってきます。
また状況によって変えていかなくてはいけません。
For Me質問
自分が相手のことを知りたい時や、何か情報を得たい時にはForMe質問になります。
例えば新しいお店が開店をして、そのお店に先に買い物に行った友人にお店の情報を聞きたい時なんかはそうです。
混んでた?
値段は?
どんな商品があった?
スタッフはどんな人?
など、自分が知りたいから質問をすることが中心になります。
もちろん、これによって相手の頭の中を整理する方法もあります。
For You質問
相手の考えを整理してあげたりするときに有効な質問になります。
どうしたい?
なぜ?
どのように?
どんな気持ち?
などの質問になります。
このような質問をされると相手は頭の中で考えるようになります。
質問をされて考えると、頭が整理されたり、自分の中で眠っていた新たな答えが出てきたり、すっきりしたりと様々な効果があります。
質問の種類まとめ
今回は質問の種類についてまとめました。
オープン質問とクローズ質問
拡大質問と限定質問
For You質問とFor Me質問
じゃあ子供や選手に質問をする時には、拡大質問やFor You質問をすればいいのかというと、そういうわけでもありません。
こういった種類を使い分ける以前に質問をする上でとても大切なことがあるんです。
それについては次回まとめていきたいと思います。
今回はそういった質問の種類があるといったお話となります。