普段何気なく使っている言葉ですが、言葉の癖種類によって自分の思考が変ってたり、周りへの影響も大きく変わります。
そこで今回は、普段使っている言葉によって、どれだけ自分自身や周りに影響が出るのかについてまとめました。
目次
『でも・・・』という言葉の怖さ
自分自身もそうですし、周りの上司や部下、先輩、後輩、親、子供、友人などの関係者で、会話の中で『でも・・・』という言葉が口癖の人はいないでしょうか?
実はこの『でも・・・』という言葉が口癖の人は、自分自身に対してもそうですし、周りの人に対してもとても良くない影響を与えてしまうことがあるのです。
『でも・・・』という言葉の後に来るものは?
『でも・・・』という言葉の後には大抵の場合、否定的な言葉がつながります。
・でも時間がないから
・でも忙しいから
・でもお金がないから
・でも年だから
・でもやる気がないから
・でも環境が悪いから
などなど、『でも』の後につながる言葉は、否定をするか言い訳をするワードがつながることが多いのです。
※ただし、会話の流れの中でわざと『でも』を使用するテクニックもあります。
『でも・・・』が自分自身に与える影響は?
『でも』という言葉が自分自身に与える影響はなんでしょうか?
何かやろうとしたときに、『でも』という言葉が口癖の人は、とにかく言い訳やできない理由を先に考えてしまう傾向にあります。
例えばダイエットをしたいと考えていいる人がいたとして、様々なダイエット方法が選択できます。
しかし、どのダイエット方法をやろうとしてもついつい『でも』という言い訳が出てきてしまい、結局始めたのに継続できなかったり、始める前から諦めてしまうことがあります。
『でも』という言葉が口癖の場合、何か行動をしようとする時にできない理由が先に思いついてしまう傾向があります。
その為、工夫をすることがなく、場合によっては周りの環境や人せいにして行動をしないことも多くあります。
『でも・・・』が周りに与える影響は?
では『でも』という言葉が口癖の人が周りに与える影響も見ていきましょう。
例えば上司が『でも』が口癖の場合を見ていきましょう。
部下から何か相談事や提案があっても上司が『でも』を使う人だと、部下の心理としても
・結局否定されて終わるから話すのをやめよう
・最後は上司の意見になっちゃうから相談しても無駄
・提案してもできない理由ばかり出てくるから面倒だ
・変化を嫌う人だ
など『でも』が口癖の上司がいた場合、何か相談などをされても最初に否定の『でも』の言葉がつくので、部下からの信頼も薄くなってしまう可能性があります。
それが結果として上辺だけの関係性になってしまったり、部下から相談や提案がなくなり、逆に上司としての悩みにもつながるケースがあります。
友人や親が『でも・・・』が口癖だと
これは会社に限らず日常生活でも同じことが言えます。
例えば友人が『でも』が口癖の場合、何か話をしていてもすぐに否定言葉は入ってしまうため、会話がつまらなくなることがあります。
また親が『でも』が口癖の場合、子供にとっても先程の上司と同じで親に相談しても無駄といった感覚になってしまうのではないでしょうか。
結局、『でも』が口癖の人は周りとの関係性が低くなる可能性があるのです。
『でも』の言葉を変えるだけで思考や行動も変わる?
では『でも』が口癖の場合、代わりにどんな言葉を使えばいいのでしょうか?
部下や、子供、友人などから相談や提案があった時に、自分の意見を伝えたい場合、必ず最初に相談や提案を受け止めることです。
『なるほどね』
など、心もそうですが言葉としても受け止めていることを伝えてあげることが大切です。
受け止めた上で、こちらからの伝えたいことがある場合、
・それなら・・・
・更に良くするには・・・
などの伝えてくれた相談や提案をより良くする言葉を使うことが大切です。
またこれは対人だけでなく自分自身でも当てはまります。
なにか行動を起こしたいと考えた時に、『でも』ではなく『それなら』といった言葉を自分に投げかけると、
できない理由
ではなく
できる工夫、やれるための工夫
を考えるようになります。
そうすることで、今まで思いつかなかったような新しい発想も思い浮かぶかもしれません。
『でも・・・』の言葉のまとめ
自分自身や周りの人を見てみて『でも』を使うことが多い場合や、使う人が多い環境にいる場合は要注意です。
いつしかできない理由ばかりを考えてしまう習慣に染まってしまっている可能性もあります。
言葉が習慣になってしまっていると無意識のうちに『でも』を使っている可能性もあります。
そんな言葉を『それなら』が無意識に使えるように、まずは意識をしてみることもいいかもしれません。
言葉による自分自身への影響、周りの人への影響を今一度、見直してみてはいかがでしょうか。